こんな記事を目にしたので、思ったことをつらつらと書こうかなと思います。
届くと見てしまう。メルマガのサザエさん=定番コンテンツを作ろう
まず、内容についてですが、「メルマガに読まれる定番コンテンツを作ろう」というのには異存はありません。まったくそのとおりです。ファンづくりの重要性についても、いまさら言うまでもありません。
ただ、その例として挙げられている内容については、ちょっとだけ異を唱えたいんですね。
上記記事において、具体例は2つあげられています。編集後記などのコラムと、占い・クイズ・診断などのコンテンツです。
しかし、個人的には、この2つを定番コンテンツとするのは、そう簡単なことではないのではと考えています。
その理由と、私がおすすめする比較的ラクに作成できる定番コンテンツの内容を説明しますね。
興味を惹くコラムをコンスタントに書くのは難しい、という問題
まず、編集後記などのコラムについてですが、これは「読者に楽しみにされるようなコラムを書くのは非常に難しい」という問題点があります。
メルマガを書いている人は、だいたいショップのスタッフです。私のような外部スタッフが書いているケースもありますが、これはおそらく例外的でしょう。
となると、「書く」という訓練を受けてない人がほとんどです。このような人が、コラムを書けるのかというと、ちょっと難しいのではないかなと思います。
そんなことないよ、文章なんて誰にでも書けるでしょ、コラムなんて日常のこと書くだけだし……と思う人は、試しに自分でブログを書いてみてください。できれば、メルマガの発行ペース(1週間に1回くらい)で、1年以上。けっこうきついですよ。ブログの更新が滞りがちな私が言うのだから、間違いありません(笑)
占い・クイズ・診断コンテンツの内容や結果は誰が考えるのか、という問題
つぎに、占い・クイズ・診断などのコンテンツについてです。このコンテンツは、「そもそもどうやってそのコンテンツを生み出すのか」という難しさがあります。
たとえば、占い。スタッフに占いが得意な人がいれば話は別ですが、そうでない場合は占いをしてくれる人を探さなければいけません。クイズや診断にしても、内容や結果を考える必要があります。
適当に考えればいいのでは、という意見もあるかもしれませんが、こういう占いや診断は、当たらなければ読者は興味をなくしていきます。読者の興味を惹く定番コンテンツにするためには、ある程度の信頼性が大切。ちゃんと、当たるとまではいかなくても、読者が「そうだよねえ」と納得できるレベルのものを用意する必要があるのではないでしょうか。
比較的楽に、読者の興味を惹く定番コンテンツを書く方法とは?
では、どうしたら「読まれる定番コンテンツ」を書くことができるのでしょうか。
私がおすすめするのは、「商材にまつわる情報を書く」ということです。
たとえば、アパレル系ならコーデやトレンドの情報、食品系なら旬の食材やレシピ、原材料についての情報やうんちくですね。あとは、バッグなどの雑貨を扱っているなら、レザー小物のお手入れ方法。文房具なら、万年筆のお手入れ方法や手帳・ノート活用術なんかも需要がありそうです。
このような、商材に関連するコンテンツなら、比較的ラクにネタも集めることができるのではないでしょうか。
また、もともと読者はそのショップの商材に興味があって配信登録しているはずなので、シンプルな文章であっても、読んでもらえる可能性も高くなるでしょう。
さらに、商品に関するうんちくや豆知識を書いたあとにさりげなく商品URLを入れておけば、クリックしてもられる可能性も高くなります。
ということで、私は、「メルマガに定番コンテンツを作りたいなら、商品に関するうんちくや豆知識を書こう」派です。
余談
HTMLメルマガを配信する場合は、「写真」も重要です。商品写真をかっこよく、おしゃれに、可愛く、素敵に撮ること。いい商品写真は見ているだけで楽しくなります。
私自身、商品写真を楽しみに登録しているメルマガがいくつかあります。そんなメルマガは、買うつもりがなくてもとりあえず毎回開封して、写真をうっとりと眺めています。