ライターの仕事の探し方にはいくつかの方法があるのですが、今回は、その中から最近取り組み始めた方法、Wantedlyについて話そうと思います。
Wantedlyを始めたきっかけは、ライターの募集を探すなら、Wantedlyも要チェックだよとライター仲間から聞いたこと。実は以前、登録だけはしていたので、「ほう、それならちょっと真面目に使ってみようか」と久々にログインしてみました。その結果感じた、Wantedlyのいいところ悪いところを挙げてみようと思います。
Wantedlyのいいところ
1.正社員採用以外の業務委託案件もある
予想外だったのが、思っていた以上にさまざまなライティング案件があること。Webメディア、オウンドメディアの記事作成はもとより、インタビュー案件や紙媒体の募集も見つかります。また、インハウスライター(正社員などの社内スタッフライター)だけでなく、フリーランスにはありがたい業務委託案件もありました。在宅ライターの募集もあり、働き方や得意分野に合った募集を見つけることができそうです。
2.会社の雰囲気がわかりやすい
企業ページには写真が多く、どんな社員の方々が、どんな雰囲気のオフィスで仕事をしているのかがわかりやすい。中にはイメージ写真ばかりのところもありますが、それはそれで参考になります。業務委託案件でオフィスの雰囲気を気にする必要がどこまであるのかという気もしますが、まあなんとなく「こういうところならうまくやれそうかな」という判断ができるのはうれしいですね。
Wantedlyの今ひとつ使いにくさを感じたところ
1.検索結果に同じ企業が複数回出てくるので、見にくさを感じる
検索していて気になったのが、同じ企業のページが何回も表示されること。たとえば、「コンテンツライター」で検索したら、まずA社のページが表示されて、その後をずーっと見ていくとしばらくあとにキャッチコピーやアイキャッチ写真が違うA社のページがまた見つかる、ということがあります。
そのため、「あ、ここさっきも見たな。あまり興味ない案件だから、そんなに表示されても正直ちょっと迷惑かな」と思うことがしばしば。
違うキャッチコピーを表示させたら一度はスルーした人も気に留める可能性があるからこういう仕組みになっているのかな?と思っているのですが、だとしてもちょっとややこしさを感じました。
2.年齢層は全体的に若め。それなりに経験ある人にとってはネックになるかも?
もうひとつ気づいたのが、比較的若い年齢層の企業が多いということです。公式に出している年齢構成比を見ても、20代~30代が全体の80%近くを占めているので、比較的年齢が高い人にとっては、敷居の高さを感じるかもしれません。とはいえ、そもそもこういう転職系・採用系のサービスでは30代までが多いのはよくある話なので、特に気にする必要はないでしょうね。
3.報酬などの待遇は問い合わせないとわからない
企業ページには、報酬などの待遇は掲載されていないことがほとんどです。企業ページには基本的に、事業内容と、それに対する企業の思いやコンセプトくらいしか書かれていません。中には、待遇を載せている企業もあるのですが、そんなに多くありません。報酬などについては実際にエントリーして、詳しく話をしていかないとわからないのです。
なお、私が実際に問い合わせた企業の中には、クラウドソーシングサイト並の低単価を提示されたこともありました(即辞退しました)。こういう報酬は企業ページに書いておいていただいたほうが、問い合わせるという手間や時間が省けるのになあ……と残念。
良いところ・使いにくいところそれぞれありますが、Wantedlyも営業手段のひとつとしてやっておくと良さそう!
あらためてWantedlyを使ってみた感想としては、「使いにくいところもあるけれども、案件探しの手段としては悪くない」という印象をいだきました。フリーランスの仕事探しといえば、自分のサイトやブログ、SNS、クラウドソーシングサービスサイト、コネ(個人のつながり)などが多い印象なのですが、Wantedlyもルートのひとつとして使ってみるといいのではないかな、と思います。