長らくペーパードライバーだったのを返上しました、という話を昨年ブログに書きました。今回のブログは、そのあとどうなったかという話です。
結論からいうと、ペーパードライバーを返上してよかったと思っています。ライターの仕事にとってもプラスになるかなと手応えを感じています。
今回のポイント
公私ともに行動範囲が広がった
車が運転できると確実に行動範囲が広がります。
車がないと公共交通機関を使ってしか移動できないため、公共交通機関がない場所への移動はほぼできません。しかし車を運転できればそのような場所へも移動できます。
特に満足度が高かったお出かけ先
特に満足度が高かったお出かけ先は、京都市左京区久多。この地域でだけ栽培されている北山友禅菊という花を見に行ったときでした。
ここは公共交通機関がないため、車でしか行けません。そのため、とくに平日に訪れると非常に人が少なく、ゆっくり楽しめます。なお、集落内には駐車場はありますが飲食店はありません。公衆トイレもありません。京都市内から行く場合は大原の道の駅などで休憩がてら飲み物買ってお手洗いを済ませておくことをおすすめします。
もちろん、日々の買い物や家族の送り迎えなどにも活用しています。車って、なくてもなんとかなるけれども、あれば便利なんですね……としみじみ思っています。
運転できるからこそできた仕事
運転して、少々交通の便が悪いところまで行けるようになった結果できた仕事を紹介しておきます。
運転を再開したからできたこと1 乗りものニュースの取材記事作成
乗りものニュースで書いた記事。ペーパードライバー返上したちょうどそのタイミングで取材することになったので、個人的にも思い出深い記事です。
嵐山-高雄パークウェイは本当に、本っ当に京都の穴場です。どれくらい穴場かというと、京都市民ですら知らない人がいるほどです。関西のドライブスポットを紹介するムック本には必ずと言っていいほど乗っているのですが、基本的に京都の人はあまり車に乗らないのでしょうがないのかもしれません。
私は幸い地元住まいなのでよく知っているのですが、京都をドライブするならぜひ一度行ってみてほしいと心から思います。まず混雑しません。
鉄道好きな方なら保津峡展望台がおすすめです。保津峡、嵯峨野トロッコ列車、トロッコ保津峡駅がよく見えて最高です。ちょっとした撮影ポイントですね。
運転を再開したからできたこと2 旅色の体験記事作成
続いては、旅行メディア「旅色」で書いた記事。とはいえ、こちらはお仕事ではありません。私,旅行コミュニティ「旅色LIKES」のメンバーになっておりまして、そこのモニターとして行きました。
とはいえ、真珠の取り出し施設が最寄り駅から車でないとアクセスできないところなので、運転できなかったらモニターに手を上げてなかったであろうことは間違いありません。駅からレンタカー借りて行きました。
個人的に思い入れがある土地はいろいろありますが、伊勢志摩はまちがいなくそのひとつです。ただ、思い返せば、訪れるのはいつも同じところ。今回はレンタカーを借りたおかげで、真珠取り出し&アクセサリー作り体験ができましたし、ちょっとしたドライブや大王崎灯台付近の観光も楽しめました。運転できるようになってよかったと思った瞬間のひとつです。
運転を再開したからできたこと3 ドライブ系の案件
企業名は出せませんが、自動車関係の企業のブログも書いています。ドライブ系の記事です。
この記事はペーパードライバー返上前から書いていますが、自分でも運転するようになり、内容に実感がこもるようになってきたかな?と思っています。勝手な思い込みかもしれませんが。実際にドライブに出て記事を書くことも増えたので、ブログ記事のお役立ち度も上がっていて、SEO的にも効果があるかな?と思っています。
「運転できるの助かります!」と言われるようになった
お問い合わせを受けたときなどに「車も運転できますよ」とお伝えすると、「助かります!」と言われるようになったのも印象的です。
というのが、取材先が公共交通機関で行ける場所ばかりとは限らないからです。そうなると、運転できないライターには依頼がしにくいもの。運転できる人なら、悩むことなく依頼ができます。このような便利さがあるのでしょう。
ちなみに、京都府や大阪府は全国的に見ても運転免許の取得率があまり高くありません。下から数え方ほうが早いレベルです。
おそらくこの中には、かつての私のようなペーパードライバーも多いでしょう。私の周辺を見ても、クルマを所有し、日常的に乗っている人は案外多くありません。
そう考えると「クルマ運転してあちこち移動できます」というのは強みのひとつになるのかもしれませんね。
ただし、車移動には車移動の苦労や配慮がある
とはいえ、車移動すごい便利!いいですよ!と諸手を挙げて言いにくいのもまた事実です。
車移動の苦労:駐車場
龍谷大学で先生のまねごと的なことをしたときの話です。
龍谷大学は十分に公共交通機関で行けるのですが、このときは空き時間に自分の仕事ができたため、パソコンを持って行きました。私のノートパソコンは基本的に持ち歩きを想定せず選んだため、少し重いんですね。そのほかあれこれを持っていくとなると、結構な大荷物になります。
ちなみに私、だいたいバッグの中にはこういったものを入れています。そのため、もとからバッグは大きく重いのですが、これにノートパソコンなどが加わるわけです。
1日目は鉄道で行きましたが、あまりの重さに2日目以降は車でいくことに。ところが問題がひとつあって、龍谷大学の駐車場をこのときは使えなかったのです。
周囲にいくつかコインパーキングがあるのは初日に確認していたので、2日目はそこを利用しようと思っていたのですが、あいにく満車。空いているコインパーキングを探すのに少し時間がかかりました。到着時間が結構ギリギリで焦りました。
今から考えると、akippaなどで予約しておいたほうがよかったかもしれません。
車移動の苦労:ルートと所要時間
今はカーナビがあるのでかなり楽なのですが、ルートと所要時間もかなり重要なポイントです。
私の場合、前日にはGoogleマップで走行ルートをざっくり確認。「ここなんか細い道走らなきゃいけないかも」と思った箇所はストリートビューなどで確認しています。あとは目印になるような建物などもチェックして、迷子にならないように気を付けています。
所要時間も問題です。これはあくまでも感覚なのですが、Googleマップの所要時間はあてにならないこともあります。突発的に渋滞が起きることもあります。そのため、所要時間は30分程度余裕を持って考えるようにしています。
ただそれでも、前述のように駐車場が見つからないなどすると30分はあっという間に経ってしまうので難しいのですけどね。
車移動の苦労:事故リスク
仕事に限らない話ですが、車移動には事故リスクがつきものです。自分は安全運転をしていても、前後の車が無理な運転をしていたらリスクはあがりますし、歩行者や自転車、今なら電動キックボードなども予測できない動きをします。
万一の事故を起こさないよう、安全運転を心がけるのは必須です。
車移動の苦労:クライアントによってはいい顔をしないこともある
過去お世話になったクライアントの中には「車移動はしないでください」と言っていたところもありました。その理由は「公共交通機関に比べると移動時間が読みにくい」です。
公共交通機関だって突然の事故などで移動時間が大幅に長くなることなどもありますが、「しょうがないか」と諦めもつきます。しかし、渋滞はまだしも駐車場が見つからない、事故に遭ったなどのトラブルがあった場合は自己責任といっていいでしょう。
ライターにとって取材の時間に間に合うように移動するのは基本中の基本です。それを考えると、移動時間に不安定要素が多い車での移動はやめてください、というクライアントの気持ちもわかります。
結論:行動範囲も、できる仕事の幅も広がった
ペーパードライバーを返上したら公私ともに行動範囲が広がり、結果、仕事の幅も広がりました。
もちろん、免許取得やペーパードライバーの返上、自家用車の所有・維持にはけっこうなコストがかかるので積極的におすすめはしません。しかし、運転できるようになりたいと考えているフリーランスの方には、乗れるようになったらこのような変化も起こりえますよ、という話をお伝えしておこうと思います。
車を運転するかどうか考える判断材料になれば幸いです。
自家用車についてはカーシェアという方法もありますね。私は近くにステーションがあったのでタイムズカーを利用していました。
ただ、カーシェアは長時間の利用になると割高感が出てくるので、その地域の格安レンタカーを探したほうがいいと思います。
おまけ:最近のお仕事について
最後に、最近のお仕事状況について報告します。
2024年7月8日はこちらの取材に行っておりました。
関西の鉄道ファンには、そのロゴから「ア」と呼ばれることもあるPRiVACE。マジで乗り心地いいです。私、京阪のプレミアムカーやJR西日本のAシートも大好きなんですが、新たに「ア」もここに加わりました。運行開始してしばらくは混雑すると思いますが、落ち着いたらぜひぜひ積極的に使おうと思っています。
あとは、匿名原稿をいろいろと書いています。企業のブログやアプリの文章などです。
それでは、今週は以上です。