Wi-Fiプリンタを使って手帳に貼るシールを作る方法を前回紹介しました。この方法は便利なのですが、いちいち大きなプリンタを起動しなければいけないのがネック。もっと手軽に印刷できるものはないか……と探していたところ、キヤノンからこの9月に発売されたスマホ専用ミニフォトプリンタ「iNSPiC 」を見つけたので、使ってみた感想をまとめておこうと思います。
「iNSPic」ってどんなプリンタ?
iNSPicは、スマートフォン専用・写真専用のミニプリンタです。スマートフォンとBluetoothで接続して写真を印刷します。印刷用紙は、専用のZINKフォトペーバーを使用。
ZINKはインクなしで印刷ができる特殊紙です。インクカートリッジなども不要なので、モバイルプリンタなどにはよく使われています。感熱紙の一種なので、高温多湿な場所に置いておくことはNGです。
iNSPicの大きさは、メーカーサイトによると118mm×82mm×19mm。スマートフォンよりちょっと小さいくらいのサイズです。私が使っているiPhone7plusやモバイルバッテリーと並べてみました。
繰り返しますが、私が使っているのはiPhone7plusなのでちょっと大きめです。iPhone7と比べるとほぼ同じ、あるいは少し小さめに感じるサイズ感ではないでしょうか(iPhone7のサイズは138.3mm×67.1mm×7.1mm)。
iNSPiCで実際に印刷してみた
ZINKペーパーは、本体のふたを外してこんな感じでセッティングします。
印刷するには、専用アプリが必要です。アプリを使うとコラージュなんかも作成できるようですよ。友達と集まったときなどはコラージュさっと作って印刷してみんなに配ったりしても楽しそう。
印刷してみました。Bluetooth接続なので、最初にペアリングさえしておけばあとは勝手に接続してくれるのがラクチンでいい感じです。動作音は控えめで、周囲がある程度ざわざわしていたらほとんど気にならないのではないでしょうか。ただ、静かなところでは気になるかもしれませんので、外で印刷するときには静かな場所は避けたほうがマナー的には良さそうですね。
印刷した写真の大きさをiPhone7plusと比較してみます。小さめサイズですが、手帳に貼るなどの用途に使うのであればこれで十分でしょう。画質も十分です。
ためしに「ほぼ日手帳」のカズンに貼ってみました。予想した通り、いい感じの大きさです。
以前から、こういったモバイルプリンタが欲しいと思っていました。実際購入候補に上げていたものもいくつかあったのですが、実物を見てみるとちょっと大きくて二の足を踏んでいた、という状況だったんですね。手のひらサイズで軽量というところにピンときたiNSPiCでしたが、予想以上に使いやすくて大満足!家の中はもちろん、旅行などのときも気軽に持ち出せそうでいい感じです。どんどん使っていきたいと思います。