ライターの取材ネタの探し方のポイント4つ&「アンテナを高く張る」意味とは?

ライターの取材ネタの探し方のポイント4つ&「アンテナを高く張る」意味とは?

ライターのお仕事は、大きく2つにわけることができると思います。ひとつは、自分で企画した記事を書く仕事で、もうひとつがクライアントから指定されて書く仕事。取材記事はだいたい前者で、SEO対策記事はだいたい後者です(もちろん、例外もあります)。

取材記事を書くのはとても楽しいのですが、ただ、苦しいのは企画を立てること。要は、ネタ探しですね。面白い記事を連発しているライターさんを見ると、「いったいどうしたらこんな面白い企画を立てられるのか」と尊敬してしまいます。素晴らしい。

ということで、今回は、取材記事のネタの探し方、私の場合。

今回のポイント

  • SNS、RSSリーダー、プレスリリース、書籍をチェック!
  • 好き、面白そうという気持ちを忘れないこと
  • 時間や心の余裕も大切
  • ネタ探しの基本はこれ!とりあえず抑えておきたい4つのポイント

    なにはともあれ「SNS」

    基本は、興味の対象の情報発信をチェックすること。幸いなことに、今はSNSがありますので、これを活用します。

    私の場合、気になるジャンルのTwitterの公式アカウントをリスト化して、そのツイート内容をチェックできるようにしています。また、Instagramでも公式アカウントや興味があるハッシュタグをフォローして、発信内容をチェックできるようにしています。

    ブログやメディアをラクラクチェック!「RSSリーダー」

    SNSの公式アカウントがない場合は、公式ブログや公式サイトの更新内容を定期的にチェックします。私は、RSSフィードを使ってブログの更新をチェックできるアプリはいろいろありますが、私はinoreaderを使っています。

    Screenshot

    ニュースフィードを自由に操ろう – Inoreader

    Inoreader を使用すれば、 RSS フィード、ブログ、ポッドキャスト、Twitter 検索、Facebook ページ、メールマガジンなど、さまざまな情報が更新されるとその通知が届きます!

    inoreaderはGoogle Chromeの拡張機能でも使えるので、ブラウザに拡張機能をインストール。こうしておくと、ブラウザのアドレスバーの横に未読表示が出るので、ある程度溜まったときなどにざっとチェックしています。また、スマホにアプリも入れているので、これもまたちょっとしたスキマ時間にチェックしています。

    個人でも受信はできます「プレスリリース」

    あとは、プレスリリースもチェックしています。プレスリリースのチェックといってもそんな難しいことではありません。プレスリリースの配信サイトにPRTimesというのがありまして、ここに登録しておけばOK。

    Screenshot

    PR TIMES|プレスリリース・ニュースリリースNo.1配信サービス

    プレスリリースをPR TIMESで配信して、効果的なPRを実現。上場企業の40.25%(1537社/3818社)が利用する現在シェアNo.1のプレスリリース配信代行サービス。話題のベンチャー~グローバル企業のニュースリリースが集まる生活者も要注目のサイトです。

    登録は無料で、受信ユーザーであれば個人でも登録は可能です。受信ユーザーになり、自分の興味あるジャンルやキーワードを登録しておくと、そのジャンルやキーワードに関するプレスリリースが配信された際にメールでお知らせが届きます。

    なお、プレスリリースが配信される件数は、おそらくあなたが思っているよりもずっとずっと多いです。あのジャンルもこのジャンルも、と欲張っていると、メールボックスにおそろしい勢いでプレスリリースが届きます。配信される件数を見ながら、いろんなジャンルやキーワードを登録していくといいと思います。

    じっくり追いたいテーマと出会える「書籍」

    本や雑誌も貴重な情報源です。たとえば、興味がある・好きなジャンルの雑誌はチェックしておく。チェックして、記事を読んでみれば「あれ?これってどういうこと?」と深堀りしてみたいことがいくつか出てきます。これか結構、企画ネタの元になったりします。

    また、機会があれば、大きな書店に足を運んでみる。私が好きなのは、まずは自分の好きなジャンルの棚で、次に好きなのが新書の棚です。とりあえず一通りざっと本のタイトルを見て、面白そうなものがあれば手にとって目次をチェック。

    大きな書店に行きにくい場合は、オンライン書店のレコメンド欄(この本を買った人はこんな本を買っています、みたいな名前で本が出てくる欄)をチェック。そこから面白そうな本があったら商品ページに飛び、さらにそのページに表示されるレコメンド欄を見る……というように、懐かしの(?)ネットサーフィン感覚で面白い本やテーマはないかと探します。

    経験上、本や雑誌からひらめいたネタは、さらに情報集めて企画として提出できるようになるまでちょっと時間がかかることが多いように思います。じっくり調べたいテーマに出会える可能性が高い方法かな、と考えています。

    アンテナを高くする=好き・面白いという気持ちを大切にすること

    こういう情報収集系・ネタ探し系の話になるとしばしば聞かれる言葉のひとつに「アンテナを高くする」というものがあります。ネタ探しが上手い人に対して「アンテナ高いですよね」とか言ったり、反対にあまり上手にネタが探せないという人に対し「もっとアンテナ高く張らなきゃ」と言ったり……

    だけど実は私、この「アンテナを高くする」という言葉がずっと、今ひとつピンときていなかったんですね。高くするってどうするの?張るってどうやって?と。

    それが最近、ようやく実感として「こういうことかな」というのがわかってきたように思います。

    アンテナを高くするということは、つまりは、自分の「好き」「面白い」という気持ちに正直になることではないかな、と。

    たとえば、好きなことがある、とことん調べたいことがあるとします。だけど、その一方で「でも今忙しいからこういうこと調べてる余裕ないんだよね……」とか思っている、自分の「好き」「面白い」という気持ちを、理由を付けて抑えてしまうと、やっぱり自然とそういう情報から離れてしまうんですよね。

    だけど反対に、「今忙しいけど、私はこれについて調べたい!もっと知りたい!」という気持ちを持っていると、やっぱり自然と情報収集をしてしまう。意識高い人たちの表現を使うと、「息するように調べてしまう」と思うんです。

    スキマ時間にSNSをぼーっと眺めていたのが、同じSNSを見るときでも「知りたい」という意思を持って見るようになる。そうなると、意識にひっかかる情報もおのずと変わってくるのではないか。今はそう思っています。

    時間と心の余裕も大事!

    そして、ネタ探してとは一見関係ないようなのですが、時間と心の余裕をきちんと持つことも大事です。

    というのが、さっきのアンテナの話でもしましたが、忙しい・余裕がないときって「今それどころじゃないから!」と好き・面白いという気持ちを抑えてしまうんですよね。

    あと、「これ面白そう!」とピンときたネタがあっても、フットワーク軽く調べにいくことができなくて、忙しさにかまけているうちにネタの旬が終わってしまう、ということもしばしば。

    私はそれを批判するつもりはありません。私自身、忙しいときは好き・面白いを追う気持ちは後回しにします。そうでないと生活できません。試験前に勉強をせず、思わず手にとった本を読みふけってしまうと……いい結果が出せませんよね。それと同じです。身に覚えある人、多いのではないでしょうか。私もそうです。

    逆説的な話ですが、だからこそ、ネタを探したいときは余裕をしっかり確保することが大切なのではないかと思っています。もちろん、忙しい時でもネタを探し、フットワーク軽くさーっと取材に行ってしまうような人もいます。そういう人はそれでいいと思います。素晴らしい。尊敬します。

    だけど、自分はそういうタイプでない、忙しいときは忙しさにかまけていろんなことを後回しにしてしまうと思うなら、意識して余裕を作るのもまた、ライターの仕事のひとつなのでしょう。

    コロナ禍のおかげで、私もここ数ヶ月かなり時間や心の余裕ができました。まあ、そのぶん経済的な余裕は……なので、余裕ができたと喜んでいる場合でもないのですが、これからもアンテナをきちんと張って、ネタを丁寧にまとめて企画を立てていこうと思います。

    About This Author

    鶴原早恵子
    京都在住フリーライター。SEO記事から取材・インタビュー記事まで作成。取材可能範囲は関西中心に、全国・リモートも対応いたします。鉄道・お出かけ系記事の場合は写真も自分で撮影可能。鉄道好きなのに乗り物酔い体質なのが悩みのタネ。