乗り物酔いしやすい鉄道好きな私が実践する、酔い止め7つのポイント

乗り物酔いしやすい鉄道好きな私が実践する、酔い止め7つのポイント

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鉄道系の記事も書き、鉄道旅行も好きな私ですが、ひとつ鉄道好きとして致命的といっていいウィークポイントがあります。

実は、私は乗り物酔いをしやすい体質です。

今でこそかなりマシになりましたが、それでも電車に乗るとしんどくなることがまれにあります。場合によってはJR京都駅~JR嵯峨嵐山駅のわずか約20分程度の時間ですら、ちょっとふらふらになってしまうこともあるレベル。

特に相性悪いのが京阪電車で、ゆったり座れるプレミアムカーを使えば大丈夫ですが、そうでない場合はもう、三条~京橋間の特急乗車でふらふらになることすらあります。

そこで今回は、生まれてこの方ずっと乗り物酔いと付き合ってきた私が実践している、乗り物酔い止め7つのポイントについて紹介します。

時間がない方は目次を見ればポイントがわかりますので、目次だけでもどうぞ。

1. 何はともあれ酔い止め薬!

酔い止めの薬を飲む

まずは、何はともあれ酔い止め薬を服用することです。私も、取材や旅行などで長時間乗り物に乗るときには必ず飲みます。

酔い止めの薬はいくつもあるので、どれがいいかは体質によって異なるでしょう。ドラッグストアで薬剤師さんと相談して選んでください。

私は「アネロンニスキャップ」を使っています。

酔い止め薬には小児用もあります。お子さんが飲める年齢になったら、やはり薬剤師さんと相談の上飲んだほうがいいでしょう。飲み込むのが苦手なお子さんには、チュアブルタイプをおすすめします。

2. 体調をしっかり整えておく

乗り物に乗る前に体調を整えておく

体調が悪い・体力がない時期は、酔いやすくなります。

私の場合、特に悩んでいるのが「肩こり」と「睡眠不足」。

「あーなんか肩こり最近きついなあ」「昨夜あまり寝られなかったな」というときは、近距離・短時間でも頭が痛くなりやすいですね。会社員をしていたころは、疲れが溜まると阪急の梅田~四条大宮駅間でふらふらになったことが何度もありました。

旅行などで長距離移動をする場合は、事前に数日かけて体調を整えるようにしています。

とはいえ、どうしても睡眠不足で乗らなければいけないことはあるものです。そのようなときは、酔い止め薬の出番です。

3. 体をしめつけない、ゆったりとした服装を

特にお腹が圧迫されていると酔いやすくなります。長時間乗り物に乗るときにはゆったりとした、体を締め付けない服を着るようにしています。

女性の場合、下着にも気を使うとなおいいかもしれません。私の場合、長距離移動する場合はワンピース、ゴムウエストのスカートやイージーパンツ、ブラトップやブラキャミなどを着ることも多いです。

スーツの場合も、ウエストに余裕があるもの、たとえばボトムスがバックゴム仕様のものなどを購入するようにしています。

個人的に助かっているのが、去年辺りから流行しているゆったりめのワイドパンツ。きっちり見えるのにゆったりした着心地というのが、仕事での移動のときにとても助かります。

個人的には定番ですが、UNIQLOや無印良品で探すことが多いです。

4. 乗車前の食事はあっさりしたものを腹八分

乗車前の食事はあっさりしたものを

経験上、お腹に負担がかかっていると気分が悪くなりがちです。

乗車前に食事をする場合は、あっさりさっぱりしたものを軽く食べる程度にしておくのがおすすめです。

旅行のときなどに地元グルメを楽しみたい場合は、食べてからあと乗車までに小一時間程度の時間を取って、お腹がある程度こなれてから乗車するようにスケジュールを組むようにしています。

駅弁を購入するときも、極力ボリューム控えめなものを選ぶといいでしょう。ボリュームがあるものを食べたい場合は、お持ち帰りして家やホテルなどで食べるというのもありだと思います。

5. 乗車中のおやつにお茶、水、ミント系のガムを用意

ちょっとしたおやつや水分を用意する

乗車中に小腹が空くと、それもまた乗り物酔いの原因になります。

そこで、長時間乗車する前にはちょっとしたお菓子を用意するようにしています。

ただし、スナック菓子などは避けたほうがベター。私のお気に入りはミックスナッツです。

子どものときは、ガムをよく噛んでいました。ミント系のガムは口の中がさっぱりするのでおすすめです。

飲み物は甘さ控えめのものほうがベター。無糖のお茶・ミネラルウォーターがおすすめです。炭酸飲料はお腹がはって苦しくなることがあるので、あまりおすすめしません。

環境を考えるとマイボトル持参のほうがいいのだろうと思いますが、マイボトルは重くなりがちなのがネック。荷物の多さによっては泣く泣くペットボトルを選択します。

最近はラベルレスのお茶を箱買いして冷やしておき、乗車時に持参することもあります。

6. 可能なら座席をリクライニングさせ、リラックスした姿勢を取る

可能なら座席をリクライニングさせる

可能であれば、少しだけでいいので座席をリクライニングさせて、ゆったりリラックスした姿勢を取っています。

リクライニングができない場合はしょうがありませんが、できるだけリラックスした、お腹を圧迫しない姿勢をとってみてください。私は乗る車両の種類によっては、あえて座らず立つこともあります。

7. スマホなどの画面はなるべく見ない。細かな字の本も避ける

乗車中はスマホを極力見ない

視界が揺れると、酔いやすくなります。スマホなどの画面はなるべく見ず、遠くの景色を見るようにしています。

移動時間も仕事に当てる人がいますが、私はそれをちょっとだけやって断念しました。よっぽど調子がいいときはまだしも、そうでないときは移動中に仕事はしません。スマホの画面は極力見たくないからです。

お子さんの場合、移動時間が長いと携帯ゲーム機で遊びたがることもあると思うのですが、酔いやすい子であればなるべくそこは我慢してもらったほうがいいと思います。本もできれば避けたほうがいいでしょう。

手持ち無沙汰と感じるときは、スマホなどで音楽やオーディオブックを聞くといいでしょう。もしくは、YouTubeなどの作業用動画もいいと思います。耳だけで楽しめるコンテンツを楽しみましょう。

7つの対策を適宜組み合わせて乗り物酔いに対応を

子供の頃は、以上の7つのポイントをしっかり守って乗り物に乗っていました。

しかし、今はかなり酔いにくくなったのでフルに守ることは今はほとんどありません。その日の体調や移動時間に応じて、適宜組み合わせて酔わないように注意しています。

まれに、こういったことに気をつけていても、どうしてもしんどい!無理!となることもあると思います。そういうときは無理せず、乗務員の方などに助けを求めましょう。適当な駅で一旦下車してベンチに座るのもいいと思います(スケジュール次第ですが)。

たまーに、「乗り物酔いだと思ったら別の体調不良だった」ということもあります。

学生時代、「なんか今日はすごく酔う!無理!」と思って途中の駅で降りてベンチに座っていたら、そのまま貧血で倒れてしまったことがありました。このような可能性も考慮して、無理!と思ったらすみやかに助けを求めてください。

体質には個人差があるため、私がやっていることが万人にあてはまるわけではありません。それを念頭に置きつつ、乗り物酔いに苦しむ方はもちろん、乗り物に酔いやすいお子さんがいるおうちの方にも参考にしていただければうれしく思います。

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