91383少し前、こんな記事が、私のTLでちょっとばかり炎上していました。

初心者にも分かる!リライト作業の具体的な進め方とは?

リライトライターという名前はさておき、この記事に対して批判している方々の中には「リライト=他人の原稿をバレないようにコピペする」と考えられる方も少なくない数いらっしゃいました。そのような方にとっては、この記事で紹介されている方法はコピペをバレないようにするための悪質な方法であるとなるわけで、それで怒っていらっしゃったわけですね。

でも、「リライト=コピペ改変」とは限りません。

まず、大前提のお話として、なぜ他人の文章をコピペしてはいけないのかという話をします。それはひとことで言うと「他人の著作権を侵害しているから」。簡単にいうと、文章は書いた人のものだから、他の人はそれを勝手にコピペして別のところで使ったり、改変したりして使ってはいけませんよ、ということなんです。

少し前、TwitterでCopyWritingというアカウントが炎上しましたが、これは、このアカウントが他の人の文章や写真を勝手に転載して呟き続けていたからです。もちろん、他にも同様のアカウントはたくさんあり、定期的にどこかで炎上しています。このようなアカウントはパクツイ(パクリのツイート)アカウントなどと呼ばれ、大体ユーザーに嫌われています(もちろん、中にはそうと知らずにフォローやリツイートをする人もいますが……)。私も嫌いなので、見つけたらスパムとして報告するようにしています。

それから、学校で出すレポートや論文もそうですね。書くのが面倒くさい、ちょっと検索かけたらいいサイトがあった。そうだ、これコピペして学校に提出してしまえ!……なんてことをしたら当然NGです。

ブログもそうです。むかーしアメブロでブログをやっていたのですが、このときは定期的に「歌詞などの著作権を侵害する文章はブログに書かないようにしてください」という注意喚起が行われているのを見ました。なんのことかわからない人もいると思いますが、いや、いるんですよ。ブログに好きな歌の歌詞まるまる書いちゃう人。前述の注意喚起を受けて「じゃあブログに書くことなくなっちゃうじゃない!」と逆ギレしている人なんかもいて、びっくりしました。

まあ、個々人の意識はさておき、このように、「他人の」文章をコピペしたり、改変したりして使うのはNGです。やってはいけません。

しかし、「自分の」文章であれば話は別。自分に権利がある文章ですから、コピペして使いまわそうが、改変しようが、基本的には問題はありません。基本的には、としたのは、たとえば私のようなライターの場合は、自分の文章と言っても最終的にはクライアント様のものになるわけですから、勝手に使えなくなるからです。また、後述しますが、権利的にはOKでも、特にWEBページの場合、SEOという観点から見ると望ましくない結果をもたらすことがあるからです。あくまで、基本的に、です。

しかし、自分に権利があるということ、たとえば……

・サイトAを運営している企業が、サテライトサイトとしてオープンするサイトBに、サイトAのものをリライトして使用する
・サイトAを運営している企業が、サイトAをリニューアルする際に、サイトAのコンテンツをリライトして使用する

……といったケースあれば、権利の侵害という視点から見た場合には、リライトについてはほぼ問題がないわけです(もちろん、サイトAのコンテンツはすべてオリジナルの文章ですよ。このコンテンツがコピペやいわゆるパクリというのは論外です)。こういうリライトの案件はけっこうあります。私も何回かやったことがあります。

ただ、ごくまれに「うちのサイトのコンテンツを、ライバルサイトのコンテンツを元ネタにして作ってください」と言われることがあります。これはかなり気をつけなければいけません。そのまま使うといわゆる「パクリ」になるからです。そうならないよう、ライバルサイトのコンテンツのテーマをサイトの読者層向けに切り口を変え、ライバルサイト以外の信頼できるソースをあたって取材し(WEBはもちろん、図書館などで書籍を探すこともあります)、裏を取り、まとめて、何かしらの情報をプラスするなどしてオリジナルの文章を作る必要があります。

たとえば、ライバルサイトに「インフルエンザの予防策」というコンテンツがあったら「受験生の親ならやっておきたいインフルエンザの予防策」というコンテンツに変え、予防策にプラスしてたとえば「それでも、受験当日インフルエンザになってしまったら?」というネタをプラスする、という感じです。

でも、それでも、ネタパクを隠すためにそこまで労力をかけるなんて悪質!という方もいらっしゃるかもしれませんね。ネタやアイデアに関しては、著作権保護の範疇には含まれていないので、それはもう本当申し訳ありません、これは許してください、としか言いようがありません。

最後に、自分の文章であってもコピペして使うのはやめたほうがいいよ、というお話について少し。

これには、いわゆるSEO対策が関係しています。Googleは、同じような文章が書かれているページがあると「あっこれコピペサイトだ」と判断して、検索順位を落とします。コピペサイトばっかり上位に出てきても検索している人の役に立ちませんからね。そのあたり、Googleの主張は極めてシンプルです。「人の役に立つ、オリジナルのサイト」でなければ表示しません。

コピペでコンテンツ増やしても、検索エンジンに嫌われちゃったら意味ないですよね。だから、コピペはダメですよ、ということなのです。ちゃんと、別の文章としてGoogleが認識するように、オリジナルの文章を書きましょう。

余談。じゃあなんでいわゆるコピペのまとめサイトが検索したときに上位に出てくるのよって話なんですが、すみません、私も理由はわかりません。個人的には、被リンク数が、ひいては訪問者が非常に多いので「多くの人が見ている=役に立つと思われているサイト」とみなされているのかなあと思っているのですが……まとめサイトの場合はコメントが活発についていれば、さらにそう判断されるかもしれませんしね。というわけで、ああいうサイトをなんとかしたかったら、なるべく「見ない」「シェアしない」ようにしないといけないのかもしれません。このあたり、詳しい方いらっしゃったら教えていただけると嬉しいです。