深夜の取材

深夜の取材

鉄道系のメディアで仕事をしていると、終電が終わったあと、深夜の取材がときどきあります。

深夜の取材というとはすなわち、いわゆるバックヤード取材です。誰もいない(取材陣はいるけれども)駅やホーム、保守作業を見られるのは、メディアならではの仕事のひとつでしょう。

ただ、困ることもいろいろありまして……

行きはよいよい、帰りはこわい

深夜の取材は、だいたい集合時間は終電前後です。ですから、行きについてはあまり問題はありません。終電もしくはその数本前に乗れば間に合う時間に行けます。

ただし、問題は取材後。

取材後はだいたい深夜2時前後。当然電車はもう走っていません。そのため、帰りの交通手段は自分でなんとかしなければいけません。

ここで、車が役に立つ

ベストの方法は、車を使うことでしょう。

ただし、夜中に運転しなければいけないので眠気には注意しないといけません。私は取材に出る前に仮眠を取ったり、運転前に仮眠を取ったりして眠気に打ち勝つようにしています。

したことはありませんが、もしどうしても眠気に勝てなければ途中で車を停めて仮眠を取るのもありでしょうね。

駐車場の確保も問題のひとつ。報道公開のときは、基本的に駐車場は自分で確保しなければいけません。事前に取材地周辺でコインパーキングを探しておく必要があります。

↓この取材のときは、往復車で行きました

車がない人はどうする……?

ペーパードライバーだった時期や、運転するようになったものの事情により車が使えないときは、ではどうするか。

私は、取材地近く、徒歩移動ができる範囲にネカフェがないか探します。

ネカフェがあれば、そこを予約しておいて、朝になるまで仮眠。始発が出たら、それに乗って帰宅です。

この方法は、少々眠くても無理する必要がないこと。安全性でいうとこちらのほうが確実なので、極力この方法を使うようにしています。

阪急春日野道駅の取材のときは、10分も歩けば隣の三宮駅なので、そこまで歩いてネカフェに泊まりました。

ただ、意外だったのは京都駅周辺にネカフェがほとんどなかったこと。1つあったのですが、そこの半個室で朝を待ちました。半個室だったのであまり落ち着けなかったなあ……(今は完全個室フロアもあるようですが)

早朝の取材はまだしたことがない

深夜と似て非なる時間帯の仕事に「早朝」があります。

たとえば1番列車の取材なんかがそれですね。最近だと北陸新幹線の延伸、北大阪急行電鉄の延伸、PRiVACEの運行スタートなどがそうでした。

このような取材は逆に、深夜に出て早朝に帰ってくることになります。帰りの交通機関はいいけれども、行きの交通機関の確保が大変というパターンですね。

私はしたことがないのですが、経験した知りあいに話を聞くと、終電で向かって始発まで24時間営業のお店などで時間を潰すケースが多いようです。

いずれにしても、深夜・早朝の取材は考えなければいけないことが少し増えます。もし、そのような取材をすることになったときは、このような話が参考になればと思います。

今週は以上!

About This Author

鶴原早恵子
京都在住フリーライター。SEO記事から取材・インタビュー記事まで作成。取材可能範囲は関西中心に、全国・リモートも対応いたします。鉄道・お出かけ系記事の場合は写真も自分で撮影可能。鉄道好きなのに乗り物酔い体質なのが悩みのタネ。

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