鉄道チャンネル様で、ちょこちょこニュース系の記事を書かせていただいています。
最近公開されたのは、この2本。
ニュース系の記事は速さが命。そこで、この2本の取材・作成を通じてやったこと、感じたことを備忘録的にブログにまとめておこうと思います。
今回のポイント
事前準備で記事作成時間を短縮する
まず、事前にしておくべきは「事前に原稿の骨子を決めておき、書ける場所は書いておく」こと。
結論ありきで取材する、ということではありませんよ。簡単な構成を作っておいて、どういう写真を入れるか簡単に決めておく、というだけの話です。そして、事前にもらっている資料で埋められるところがあったら埋めておく、ということです。
たとえば、パンダくろしおにしても光秀ラッピングにしても、事前にプレスリリースで「どんな列車なのか」「どう運用されるのか」などは公表されているわけです。ということは、取材前にこういったことはもう文章書けますよね。
それから、導入文もだいたいこういう記事は定型化されているから大丈夫。このあたりを先に書いておいてしまうと、あとで原稿書くのがとても楽になります。
バタバタな現場でも、撮りたい写真をちゃんと撮るために
こういう事前準備を軽くでいいからしておけば、当日の取材はスムーズ。特に写真撮影はやり直しがきかないので、撮っておきたい写真をきちんと撮ることができるはずです。
とはいえ、たとえば光秀ラッピング列車の取材は、出発前のわずかな時間にできるかぎり多くの写真を撮らなければいけなくて、かなりバタバタしました。一般の乗客や鉄道ファンもそれなりの数駆けつけていてみなさん写真を撮っていましたから、なるべく写り込まないように気をつける必要もありました(なお、写り込みはどうしても避けられないので、最終的には顔にぼかしをかけるなどして対応します)。
それでもやはり、事前に「こういう内容の記事を書くから、こういう写真は撮っておきたい」と思っておくだけでテンパり具合は変わります。バタバタしながらも、頭の中で「よし、この写真は撮れた」「この写真も撮れた」と確認し、変な表現ですが、冷静に焦って取材することができるように思います。
「撮って出し」で撮るか、編集前提で撮るか
取材が終わったら、ここからが本番。取材内容を整理し文章を書き、写真を整理・編集します。
写真は編集なしの「撮って出し」ができればいいのですが、私の場合は最低限トリミングをするようにしています。というのが、あくまでこれは私の場合なんですが、「あとでトリミングする」と思ったほうが気軽に写真を撮れるんですよ。こういうときは枚数撮っておいたほうがいいので、とにかく撮って撮って、あとから使えそうなものを選んでトリミングするようにしています。あとは露出も必要に応じて調整します。
それから、文章と写真を組み合わせて記事の体裁を整え、場合によっては文章をさらに調整するなどして納品、という流れ。
画像編集の手間をどう短縮させるかが課題
取材からあとの一連の作業は、スマホも活躍します。文章作成はGoogleドキュメントで下書きしておいて、取材後の移動時間などを使ってスマホで続きを作成。
写真についてはrawファイルをいじるのでスマホではできません。正確に言うと、私が使っているカメラはFUJIFILMなのですが、FUJIFILMのカメラの画像転送アプリではrawファイル(FUJIFILMは独自のrafという形式のファイルを使っていますが)を転送することができません。
こういった事情から、画像の編集は帰宅後PCで行います。
とはいえ、この編集が移動中にできればとても楽なので、今はこれがなんとかスマホもしくはタブレットでできないかなーと考えているところです。そうか、スマホの画面はやっぱりちょっと小さいので、タブレットを買ってしまうか……ちょっと悩むなあ