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先日、ライター組合で「ライターのためのAI講座 【音声入力+AI】30分で完成する記事の作り方講座」という講座を受講しました。
これまで音声入力を積極的に使うことはなかったのですが、受講したところ「これは思ったいた以上に活用できるのでは?」と思い、試してみる価値があると強く感じました。
そこで少しずつ、音声入力に挑戦していこうと思った次第です。この記事も、音声入力も活用して作成しています。
なお、本題に入る前に「ライター組合って何?」と思った方は公式Twitterアカウントをの固定ポストを参照してください。
音声入力を積極的に使ってこなかった理由

今まで、音声入力を積極的に使ってこなかった理由は2つあります。
精度があまり高くなかった
1つめの理由は、音声入力の精度がかつてはあまり高くなかったことです。修正しなければならないことが多く、それが面倒でした。
修正にどうせ物理キーボードを使うなら、最初から物理キーボードで書いたほうが早い、と感じたのです。
周囲に人がいるとやりにくい
2つめの理由は、周囲に人がいるとやりにくいこと。
原稿を作成する時は1人でいることがほとんどなので、ここは本来あまり気にしなくてもいいかもしれません。しかし、自宅は古い家なので、私の作業部屋と隣の部屋を仕切るのは襖。防音性も高くなく、隣室の家族に内容が聞こえかねないと思うと、積極的に使うわけにはいきませんでした。
恥ずかしいというのもありますが、それ以上に原稿の内容が丸聞こえってよくありませんからね。
音声入力を使ってみようと思った理由

では、なぜ音声入力を使ってみようと思うようになったのか。その理由は4つあります。
講座で実演を見て「できそうだ」と思った
最大の理由は冒頭に言ったライター組合の講座の受講です。講座内では主宰の佐々木ゴウさんが音声入力とAIを活用して記事を作成する方法を実演されたのですが、それが非常にわかりやすく、これならできそうだと思ったことがまず一点。
音声入力の精度が上がっていると感じた
最大の理由は、音声入力の精度です。
音声入力って要するに、音声をリアルタイムで自動文字起こししているわけです。自動文字起こしの精度については、私も日常的に利用して知っていますが、なかなか高いもの。それを考えると、「自動文字起こしを日常的に活用しておきながら、音声入力を活用しないのは筋が通りません。
もちろんまだまだ物理キーボードによる修正は欠かせません。しかし十二分に実用に足るレベルになっていると思います。
抑えた声でも十二分に聞き取ってくれる
またこれは精度の向上とも関係するかもしれませんか、小さめの抑えた声でもかなり正確に認識してくれます。あまり大声でしゃべらずとも入力できるので、隣の部屋にいる人を気にしなくてもいいようになりました。
実際、隣の部屋にいた家族に聞いてみると、「ぼそぼそとした声が聞こえるけれども、何をしゃべっているのかわからない」とのこと。これなら内容が聞こえるかもと心配する必要はなさそうです。
よく考えると、スマホでは音声入力を活用している
パソコンとか音声入力をほとんど使ってこなかった私ですが、よく考えるとスマートphoneを利用するときは音声入力をよく使っています。
特によく使っているのが、LINEの返信です。送られてきたメッセージの内容をパッと読んで、そのまま音声入力で返信メッセージを作成し送る。こういうことを私はよくやっているので、スマホでできるならパソコンでもできるだろうと考えました。
音声入力の方法
音声入力を行う方法は大きく分けて3つあります。
Windowsの音声入力機能「Windowsキー+H」を使う

まずはWindowsの音声入力機能を使う方法です。 WindowsキーとHキーを同時に押すことで、音声入力ができるようになります。
この方法はどのようなソフトを使っていても使えるので便利です。文字起こしのせいでもそう悪くはありません。ただ修正しようとして物理キーボードを使うと、音声入力がいったん切れるので、都度WindowsキーとHキーを押し直さなければいけないのが面倒といえば面倒かもしれません。
Googleドキュメントの音声入力機能を使う

Googleドキュメントを使っている人は、 Googleドキュメントの音声入力機能を使う方法があります。
Googleドキュメントの音声入力をする場合は、Googleドキュメントの画面で「Ctrl+shift+S」を同時に押します。もしくは、「ツール」から「音声入力」を選択してください。
そうすると、画面上にマイクアイコンが表示され、音声入力ができるようになります。
Googleドキュメントの音声入力は、文章の修正のために物理キーポートを操作しても、引き続き音声入力ができる状態が続きます。そのため、文章の修正はしやすいというのが大きなメリットです。
また、Googleドキュメントはスマホでも共有できるので、たとえば自宅で作成していたドキュメントの続きを、外でスマホの音声入力を使って作成するということもできるかもしれません。私は外で仕事系のドキュメントを音声入力で作成なんてようやらんわ、というタイプなのですることはまずありませんが。
デメリットは、 Googleドキュメントでしか使えないこと。下書きが必要な長文の文章であればいいのですが、 SNSの投稿などちょっとした短文を作成したいときは少々面倒に感じるかもしれません。
文字起こしソフトを使う

文字起こしソフトを使う方法という方法もあるでしょう。
nottaなどリアルタイムで文字起こししてくれるソフトを使い、文字起こししたものを手直しして、原稿を作成するという方法です。
ただし、この方法は、文字起こしソフトが有料である場合は使用料が必要になる、自分の音声をいちいち残しておく必要があるかが微妙なので、あまりやらなくてもいいかな、という気はします。
自分でKindle本を描くために、ある程度まとまった文章を作成したいという場合であれば、録音を残せるこれが最善かもしれません。
しかし、一般的なブログ記事などを書くのであれば、この方法をとる必要性はあまりないと思います。
実際に音声入力をやってみたら、予想以上に快適だった

ということで、実際にこのブログ記事を音声入力で書いてみたのですが、思った以上に快適です。
私はもともと、タイピングで指が疲れやすく、そのためより少ない労力でタイピングできる親指シフトに切り替えたという過去があるのですが、音声入力だとさらに指の疲労を軽減できるので(そもそも指を使わないので当然ですが)非常に楽。これは今後活用していきたいなと感じました。
ただ、私は話下手なので、慣れるには少々時間がかかりそうです。また、タイピングする時としゃべる時とでは言葉の選び方などが違うため、ここも今後は課題になるかもしれないなと思っています。
まずは引き続き、このブログや、noteなどを音声入力で作成して、試行錯誤していこうと思います。
音声入力に使用している機材
最後に音声入力に使用している機材について紹介しておきます。
もしかしたらパソコンに内蔵されているマイクでも十分かもしれませんか、私はマイク付きのイヤホンを使っています。
マイクを口元に持ってこれるヘッドセットでもいいかもしれませんが、私はたまたまセールになっていたごく簡単なマイク付きのイヤホンを使っています。このレベルで十分です。
ライターやビジネスパーソンの方なら、リモート取材やオンラインミーティング用にマイク付きのヘッドセットなりイヤホンなりをひとつは持っているはずなので、それを使えば大丈夫でしょう。
これから音声入力の精度がもっと上がっていけば、より使いやすくなっていくんでしょうね。これとAIを組み合わせてどの程度効率的に記事を作成できるようになるか、楽しみです。なお、効率だけではなんともならない歯ごたえのある記事もまだまだたくさんあるのもまたライターという仕事の醍醐味です。