76502先週、クラウドソーシングのLANCERS主催の勉強会に行ってきました。

クラウドソーシングといえば、少し前にこんなブログ記事をきっかけにいわゆるキュレーションメディアってどーよ、それをのさばらせているクラウドソーシングのサイトってどーよ、って話がTwitterで少し盛り上がっていましたよね。

【DE●A】キュレーションメディアの依頼の実態を掴んだ結果マジで酷いことになってます!│29歳コンサルタント女子が異世界から思うこと

(キュレーションメディアについても思うところはいろいろあるので、それはまた別の日に書こうと思います)

こういう話のせいもあって、LANCERSというかクラウドソーシングサービスに対する世間一般のイメージはあまりよくないのではないでしょうか。実際利用している私も、クライアントによっては「おいおい」と思うことも少なくないですし、そんなクライアントにあたったときは「もうここで案件探すのやめようかな」と思うこともあります(とはいえ、たまにすごく私にあった内容の案件が見つかるのでなんだかんだで続けていますが)。なのでまあ、正直なところ、期待半分、冷やかし半分で行ったんですね。ちょうど東京に行く用事があったので、まあついでにいけるし、と。

ところが、この予想はいい方向に裏切られました。

講師をつとめられたのは、実際にLANCERSでライターを募集し、美容系のサイトの記事を発注しているという企業の方。内容はごくごくざっくりいうと、どういう考え方に基づいて、どういう風に記事を書くかを設計し、どう書いてもらって、どう監修して公開しているかという話です。

一番参考になったのは、なんといっても文章作成前の準備についてのお話。

文章って、書く前の準備で9割がた決まるんですよ。準備というのはつまり、情報収集(取材)と文章構成です。ここの筋が悪いと、書くのにすごく時間がかかるし、内容もいまひとつまとまりのないものになってしまいます。

じゃあ、どうやったらその準備をちゃんとすることができるのか。それは、ものすごく当たり前だけど「疑問を持つ」ということなんですね。ユーザーの目になって記事を読んで、読み終わったときに新たな疑問点が出ないようにするということ。情報にツッコミを入れながらさらに情報を集め、それをわかりやすい順番で書くこと。これが大事なんです。

こうやって言葉にすればものすごく単純だし当たり前のことなんですが、「情報にツッコミを入れる」というのが、私にとっては非常にすとんと腑に落ちる表現ではっとしました。疑問を持つ、ではなく「ツッコミを入れる」こと。このニュアンスの差は大きいです、関西人にとって。

これから仕事をするときは、この「ツッコミ」というキーワードを忘れないでいこうと思います。

ところで、今回のクライアントのお話で一番「そうだよなあ」と思ったのは、記事として出す前にちゃんと専門家の監修を受け、その結果をライターにフィードバックする体制をとっているというお話でした。ちゃんとうちが責任もって、できるかぎり正確な情報としてWEBに載せますよ、と。こういうクライアントが増えたらWEB上のまとめサイトやキュレーションサイトの質も上がって閲覧者も喜ぶだろうになあ。

……と思っていたところで、私ひとりではそんな大きな動きを起こすのはまだ無理だろうと思うので、まずは、ツッコミ精神を忘れず、ひとつひとつの仕事に取り組んでいくだけですね。